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 理事長から

 「明倫学舎ホームページ発信に寄せて」     輔仁会理事長 土井信良  

 皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 このたび明倫学舎寮生の発案にてホームページを作成し、福井県在住の高校生ならびに皆様に、明倫学舎の寮生活の現状をお知らせすることになりました。誠に結構なことであり、皆様にもホームページをお読みいただき、ご認識を新たにしていただきたいと存じております。
 明倫学舎は、昭和3年3月に私の兄利章が、旧大野藩出身の学生を収容するため、学生寮を東京都吉祥寺に建設したものであります。その後昭和19年9月に土地および建物を福井県に寄付し、昭和40年4月に4階建て鉄筋コンクリートの学舎が建設されました。以来、福井県出身で東京都を中心とした大学に入学した者のための学生寮として、その門戸を開いている次第であります。
 私共は、廉価で快適な生活ができる学生寮の運営を常に念願しているものであります。明倫学舎は建設から約40年が経過している故、昨今では諸々の設備に老朽化が見られます。私共はそれらの修理・保全などに対し、多額の費用を投入しております。また、優秀な学生を育成するために、社会人になった先輩の講演、およびIT関係の講義演習などの実現にも心血を注いでおります。これからも、大きな夢を持って大学で勉学し、その夢を達成すべく努力している学生に対し、大いに協力しなければならぬと存じている次第です。
 これからの学生には、急速な時代の進歩に即応する能力および国際的感覚が求められると私は常々考えております。その考えに基づきまして、私は明倫学舎の寮生に対し、少なくとも普通のスピーチができる程度の外国語の習得と、パソコンの操作などのIT関係の技術の習得とを目標に努力するよう説得しております。
 昨年より新たに多田光宏氏が舎監として着任致しました。彼は20歳代の青年であり、現在明倫学舎は彼の監督のもと、明るく、楽しく勉学できる、活気溢れる学生寮として運営されております。ご父兄の方々にはご安心下さるようお願い申し上げます。


 舎監から

 「大学に入学される皆さんに」      明倫学舎舎監 多田光宏   

 皆さまにおかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 当財団法人輔仁会・明倫学舎は、東京西部は武蔵野の素晴らしい環境に囲まれたなかに位置し、また、郷土福井の名士たちの並々ならぬ熱意によって創設されたそのときより、非常に長い由緒ある歴史と伝統を受け継ぎ、巣立った卒寮生の数は総計で数千名を超えております。
 私自身もこの輔仁会・明倫学舎にて大学時代を過ごしました。個性の時代が叫ばれて久しい昨今、ひょっとするとこれから大学に入学される若い皆さんのなかには、学生寮というものに対し、なにやら堅苦しそうなイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし当学舎では、今も昔も寮生たちの自主性と自発性に沿って日々の生活が運営されており、私の学生時分もやはり、そうした自由闊達な雰囲気のもと、みなが互いに語らい、議論し、勉学やスポーツ、また課外活動などに活発に励んでおりました。そしてこうした生活からは、普通の大学生活ではなかなか見つけることのできない、生涯にわたって付き合っていけるような友人たちを得ることができます。
 皆さんもご存じのように、現在の日本では、政治や経済の分野はもとより、大学などの教育現場にもさまざまな変革の波が押し寄せております。こうした激動の時代にあって、当学舎での生活は、皆さんの学生時代だけでなく、大学を卒業してから社会を生きていく上で必要となる確たる地盤の形成にも、きっと貢献することができるでしょう。所属大学や専攻はもちろん、考え方や関心などを異にする他の寮生たちとひとつ屋根の下で寝食を共にするなかで、互いにさまざまな影響を与えあい、それにより、協調性や友情はもちろん、将来を切りひらいてゆく豊かな個性をも同時に育むことができるものと信じております。
 今回の公認ホームページは、これから大志を抱いて上京していらっしゃる皆さんに、明倫学舎の良さを知ってもらい、東京での大学生活をともに過ごす仲間としてぜひ入寮してほしいと、在寮生諸君の自主的な発案のもと、企画から立ち上げ、そして運営に至るまで、大変な情熱を燃やして当たってくれました。私もまた、彼らの思いが伝わり、皆さんが当学舎の一員となって充実した学生時代を過ごしてくれることを、心から願っております。


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